お気に入りの物件が見つかって、物件購入を前向きに進めていくときにまずクリアしておきたいのが、住宅ローン審査です。
仮審査が通っていないと契約には至らないので、ある程度購入希望物件が絞れてきたら、ローンの仮審査の検討をした方がよいかと思います。
でも、銀行といっても大手から地銀、そしてネット銀行まで住宅ローンを提供している銀行は山ほどありますね。
どんな銀行を選べばよいか、今回は住宅ローンの銀行選びのポイントについてお伝えいたします。
銀行は自分で選ぶ
不動産屋さんから特定の銀行を勧められると断り切れないかもしれませんね。ですが、そのまま「はい、その銀行にします」と即決するべきではありません。あくまで不動産屋さんのおすすめはすべり止めとして考えた方が良いでしょう。
というのも、不動産屋さんが紹介してくれるのは大抵大手の銀行で、大手の銀行は金利が安いとは言い難いです。ですが、事前審査(仮審査)はしっかりしていますので、ここで仮審査が通れば、契約手続きが進めやすくなります。
ですので、不動産屋さんに勧められた銀行は契約を進めるための一つの手段として捉え、実際に紹介された銀行が自分に合っているのかどうかをしっかりと確認しましょう。
銀行選びの比較ポイント
では、どのような点を調べて比較すればよいのでしょうか。
私個人がいろいろと調べて比較した点をご紹介いたします。
主に以下の4つの点を比較検討しました。
②団信
③手数料
④手続きのしやすさ
金利
大手から地銀、ネット銀行までいろいろな銀行の金利を比較しましたが、やはりネット銀行の金利が一番低いです。
ネット銀行での住宅ローン手続きは、一般の人には難しい、という話も聞きましたが、不動産屋さんからいただいた契約書類を把握し、手順をしっかり読めば、きちんと手続きできます。
また、銀行によっては自己資金を多めに(10%以上)用意することで、金利を引き下げてくれる銀行もあるので、自己資金に余裕があれば金利引き下げのサービスもチェックすると良いでしょう。
団信
住宅ローンを組む際は、必ず団信に加入しないといけませんね。この団信も銀行によってサービスが異なります。ほとんどは、死亡時の保険だけが金利上乗せなしですが、中にはガン50(ガンと診断されたらローンの半額を保証してくれる)まで金利負担なしでつけてくれている銀行もあります。
また、より充実した保険内容にするための金利の上乗せのパーセンテージも銀行によって異なるので、より保険内容を充実させたい場合は、上乗せ金利も比較してみると良いでしょう。
手数料
手数料もネット銀行の方が安い場合が多いです。店舗で紙で手続きを進める銀行だと、ローン事務手数料の他に印紙代やローン保証料といった費目が出てきます。その点ネット銀行は印紙代や保証料がかからないところがほとんどです。
ネット銀行のローン手数料は、借入額の2.2%の銀行がほとんどですが、不動産屋さんが銀行と提携している場合があり、その場合は事務手数料が割引されるなど、お得になる可能性もあるので確認してみると良いですよ。
手続きのしやすさ・速さ
どんな手続き方法がしやすいかは人それぞれだと思いますが、私個人は店舗に出向く必要がなく、仮審査・本審査ともに平日休日問わずオンラインで手続きできるネット銀行はありがたかったです。ちなみに、ネット銀行の書類提出は書類をスマホのカメラで撮影したもののアップロードで大丈夫で、書類をスキャンしたり、印刷する手間はなかったです。(撮影した書類の量はたくさんありましたが。^^;)
また、今回比較したネット銀行は仮審査・本審査ともに2週間前後で審査結果を受け取れ、とてもスピーディでした。
実際に比較した時の経験談
私は不動産屋さんに紹介いただいた銀行の他、3社のネット銀行に本審査を申し込み、比較することにしました。
以下、それぞれの銀行を選んだ理由と審査結果です。
ネット銀行3社
■A社:金利は1番安いが、ガン団信なし、本審査で返済期間を短縮される。
■B社:金利は2番目によく、ガン団信50あり、本審査も通る。
■C社:金利は3番目だったが、ガン団信50あり、ガン100も少ない金利で可能。自己資金10%で金利の割引有り。仮審査中、提携ローンにできることが判明し本審査も通る。
最終的にB社とC社で迷いました。ですが、C社の提携ローンで事務手数料が割引されることが確定し、自己資金10%以上の条件がクリアできたので、金利も候補①だったB社よりも安くできることになりました。
結果、大逆転でC社に決めました。
提携ローンの存在自体、C社の方に「提携ローンにできますよ」というご連絡をいただくまで気が付きませんでした。今回は銀行さんからお声かけいただけて本当にラッキーだったと思います。ですので、皆さんもとりあえず「提携ローンがあるかどうか」を確認してみると良いかと思います。
それでは~。
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