(Japanese Only) 台湾旅行中に小児科を受診した話

ZATSUGAKU

先日家族で台湾に旅行に行ってきました。夫と2歳の娘と一緒で、娘にとっては初の海外です。全体的にはとても楽しい滞在となりましたが、到着した次の日の半日はちょっとてんやわんやでした。

というのも、ほとんど体調を崩したことのない娘がぐったりと体調を崩してしまったのです。(´;ω;`)
結果的にはその日のうちに元気になり、翌日からは元気120%で活動できましたが、異国の地に来た初日にめったに具合を悪くしない子供がかなり弱っている姿を見るのはとても焦りました。

症状は、早朝に腹痛で目が覚め、そこから嘔吐に至りました。お医者さんに診てもらうまでに数回嘔吐し、水も戻してしまうという感じでした。
痛がり方や様子が普段と違い、近くで早朝でも開いている病院を探しました。幸いホテルから歩いて10分ほどのところに早朝も開いている大きめの病院があったので、とりあえず身分証(パスポート)とありったけの現金をもって出発しました。いくらかかるか未知でしたが、子供の健康には変えられませんよね。

病院について受付で話を聞いてくれたものの、その病院には小児科医がいませんでした。すると、受付の方が近隣の小児科医がいる病院をいくつか紹介してくれ、すぐに別の病院に行くことができました。
ホテルからはタクシーで10分程度だったと思います。また別のブログも書こうと思いますが、タクシーはとても安かったです!

紹介していただいた病院は市の総合病院の分院で、産婦人科と小児科専門の病院のようでした。とても綺麗で大きな病院で、1カ月検診かな?と思われる小さな赤ちゃんを抱いたお母さんたちも見られました。

とりあえず病院に入ると、警備のおじさんに止められ、入り口を出たところにあるマスク自販機でマスクを買ってつけなさいと言われました。台湾も日本と同じくまだ街でもマスクを着けている方々はちらほらいらっしゃって、こちらの病院では大人はマスク着用が必須でした。

この警備の方は英語は話されない方だったのですが、身振り手振りで対応してくださり、英語を話される受付のお姉さんのところまで連れて行ってくれました。
受付のお姉さんには旅行で来ていること、台湾の保険はないことなどを確認されました。娘のパスポートを提示して、コピーを取られた後、無事に診察して頂けることになりました。
小児科の診察室はいくつか並んでおり、そのうちの1室の前で待つようにとのことでした。それぞれの診察室の横には診察順が書いてあるモニターがあったので、あと何人、というのは見て分かりました。娘は3番目でしたが、30分くらいは待ったと思います。

名前を呼ばれ診察室に入ると、看護師さんと女医さんがいらっしゃいました。看護師さんは中国語のみでしたが、女医さんは英語が堪能な方でした。
まず、体重と体温を測りました。そして娘の症状やこれまでの病歴、アレルギーなどをしっかりとヒアリングしてくださり、丁寧に診察、説明してくださいました。

嘔吐が続いていたので、脱水を防ぐためにその場で吐き気を和らげるお薬を処方してくださいました。注射か座薬の選択肢を聞かれたので、座薬をお願いしました。
院内の受付の近くに日本でいう調剤薬局のような窓口があり、受付で薬代金を支払ってから処方箋をもって娘用の座薬をもらいに行きました。そして診察室に戻り、座薬を入れていただきました。その後20分ほど再度の嘔吐はないか診察室の外で様子を見て、また診察室に戻りました。様子見の際に嘔吐はなかったので、この後どのように過ごせばよいかを詳しく説明してくださいました。いくつかお薬を処方すること、その飲ませ方やタイミング、何時頃までに嘔吐がとまらなかったら救急で再受診することなど、細かく丁寧に教えてくださり、紙に書いて渡してくださいました。

そして、処方箋と日本に帰った時に保険申請するために受診証明書を発行してくださいました。自分では証明書のことは思いつきませんでしたが、お医者様が「作っときましょうか?」と提案してくださり、一応お願いしました。実際これが正解で、帰国後クレジットカード付帯の海外旅行保険の申請に使えました!

そんなこんなで、最後に残りのお薬代と診察料、証明書発行料金のお会計をして、無事に病院を後にできました。医療費はアメリカのように高額だったらどうしようかと少しドキドキしていましたが、保険なしの全額負担で約900台湾ドル、日本円で約4~5000円といったところでしょうか。思ったよりも安く安心&少し驚きでした。

その後は順調に回復し、夜ご飯はしっかりと食べられ、次の日にはパワー全開となりました。^^

海外旅行で病院に行くことはあまり望ましくはないですが、良い経験になったと持っています。

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